子供の部屋活動日記

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佐藤佳代子先生の子育て講座を終えて

2017/07/29

7/2(日)と7/9(日)に、佐藤佳代子先生の子育て講座を受講してきました。

佐藤先生は区立保育園に27年(内16年は園長)勤務。

講座では、先生の豊富な経験で培われた「様々なエピソード」と「脳の仕組みについて」を関連させながら、

とてもわかりやすく話して下さり、あっという間の2時間でした。

講座の中で、特に印象に残った内容をレポートします。

 

 

 

(1)7月2日の講座の報告

・生活リズムを整える事が大切。なぜかというと夜9時からの3時間にドーパミンが多く排出され脳が育つ。また脳が育つ為には0歳児期に十分に這い這いをさせる必要がある。這い這いを多くする事で脳梁が強くなり、左脳と右脳の交差が早くなる。

・2歳になるとイヤイヤ期が来て、何事も自分でやりたくなる。成長過程として捉え関わっていく。特にこの時期の子どもの変化に悩む保護者が多く、保育者は十分に気持ちを受け止め、且つ論理的に伝え・語らなくてはいけない。保育者の専門性が問われる。

・赤ちゃんは4つのサインを出す(泣く、吸う、聞く、見る)。感覚器官を使い、大人にサインを出している。大人はこのサインに気がつき、丁寧に対応していかなくてはならない。

・脳幹は生きる為の脳と言われている。呼吸・脈・血圧・体温・食欲・性欲・排泄欲・睡眠欲等の調節をする器官である。

 

※人とチンパンジーは、1〜2%の脳の違いしかない。しかしその違いが大きな違いであり、文明・文化の発達になった。そんな人の成長にとって乳幼児期の育ち・成長が大切だと改めて感じた。そしてその育ちを保証し、よりよくする為には保育者のみならず保護者の理解・協力が必要になる。その理解・協力をしてもらう為に、保育者はより専門性を高め、論理的に語れなくてはならないと強く感じ、反省・活力となった。

 

(2)7月9日の講座の報告

1)子どもは寝ている間に成長する

子どもは寝ている間に脳が成長する。朝日を浴びるとドーパミンが出て、やる気スイッチが入る。そして日が沈むとメラトニンが出て、よい睡眠につながる。

睡眠中は成長ホルモンが出るともに、昼間に蓄えた情報を大脳が整理する。この成長ホルモンは夜中12時前、寝てから3時間後にピークを迎えるので、「寝る時間は夜9時がベスト」と先生は話していた。

 

私は1才児保育実践者として「子供達の1日の生活において、睡眠時間は精神的・肉体的にとても大切なものである」と子供の姿を見て感じている。

保育園では「夜8時台に入眠し、朝6時には目覚めるリズム」で子供達の生活リズムを作ろうと実践中であるが、現代生活の中では、この「8時台に入眠」が中々難しいようである。

 

「時間が無い」から「時間を作ろう!」へと工夫することで、午前中の子供の姿に良い変化をもたらすことは実証済みである。

これまで午前中の身体の動き、五感の働きがあまり良くなかった子供が、生き生きとなる姿は実に大人の工夫次第なのだと思う所である。

 

2)日常生活すべてが教育

現代は子どもにスマホやテレビゲームをやらせておきながら、一方で、子どもの成長は保育園に頼りっきりだったり、また塾やお稽古ごとに行かせる親が増えている。これでは子どもの五感や心は育たず、頭でっかちなアンバランスな子どもになってしまう。

そうならないために、子どもには体験学習が必要だ。体験学習とは何か?それは身体と五感をすべて使うような日常生活そのものである。知識を教え込むような学習では決してない。

 

乳幼児にとって生活そのものが遊びになる。食事、排泄、衣服の着脱だけでなく、地面に向かう活動、水を楽しむ等のどれをとっても子供には大切な遊びであり、出来たことへの喜び、達成感に繋がる。つまり生活の中で手・足・身体全体・五感を働かせる活動そのものが、子供にとっては遊びになる。

 

しかし現代社会では、子供の遊びが中々保証され辛くなっている。便利な世の中になることは結構なことだが、そのお陰(?)で日常生活で手・足・身体全体・五感を使う必要がなくなりつつある。また、核家族化により子供一人に関わる人数が限られ、それでいて過保護・過干渉な親も増えている。

子供が”自分以外の他者”を認識するためには、色々な人(親・兄弟・友達・親戚・ご近所さん等々)との関わり合いが必要であるが、それが少なくなってしまった世の中である。これでは子供の社会性は育たちにくい、又、集団欲は満たされにくい。

そこに保育園の重要な役割がある。保育園では自分以外の様々な他者がいて、楽しいこと・嬉しいもあれば、ケンカもおこるし不愉快な思いもする。そのすべての体験が社会性を育て、集団欲を満たすことに繋がると考える。

 

 

以上です。

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