子供の部屋活動日記

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畑だより‐2013年4月・5月・7月‐

2013/04/23

一般的に人が人間に育つ過程の中での成長を見る時

0~5才は神経系
6~12才は体力系
13~18才は筋力系  が著しく発達する時期であると考えられています。
これに基づき0~5才の保育を行っている子供の部屋では、神経系の発達と心の発達を大切にしています。
神経系と言えばすぐに運動神経と捉えられがちですが、単に運動能力を伸ばすと言うことではありません。
感覚神経と中枢神経が共に大切であり、五感である感覚神経と身体を司る中枢神経を重視しています。

運動の出来る子は頭が良いと言われたのは一昔前のこと。今や運動バカと言われ、一面的な発達(訓練)ばかりで実に悲しいことです。
重視している感覚神経と中枢神経の発達の基礎は、この0~5才までに9割近く育ち終わるとも言われています。
中でも0才~2才までが土台であると子供達を見ていて実感します。

子供の部屋の保育は、0才児~2才児(移行時とも言われる乳児から幼児へ移って行くこの年齢まで)までと、3才児~5才児(幼児)の保育では大きな違いがあります。
0才から2才までは基本的なこと、母乳から和食中心での離乳食、大人対子供の向き合い。
空気・水・太陽・地面での遊びの充実。
大人対子供の向き合いより安心・自由・信頼が育ち、子供対子供の遊びへと展開する。
3才~5才では、環境の広がりと体験する中で生活の知恵を学ぶ。
協力して労働する中で仲間の大切さを知り、労働の結果を喜びとする。ここから目標を持ち、意欲的に物事に向き合うことの出来る身体と心に育つ取り組みをしています。
作られたものではなく、自然環境で身体を使うことで神経系の発達を促したいと考えます。

今年はその取り組みの1つとして、神奈川県秦野の畑(保育園が20年前から地主の武さんより借り、耕している畑)で泊り込み、活動する中で畑仕事を体験するだけでなく、
裏山・横の川・田んぼの土手・草原等での発見を喜び、又、生活の為の労働を協力し組み立てる、自分の身の周りの支度を主体的に行うことで視界を広げ、先を見通せる子供達に育つことを願っています。

さて、畑の仕事も始まりです(親子で)。

親子で楽しむを目的に、神奈川の秦野で農作業をしています(25年位前から)。
今年も親子での労働始まりです。

朝6時出発で8時30分位から午前中の労働です。
今回は里芋(種いもを地面から掘り出し)植えです。

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昨年地中に埋め保存しておいた里芋(種いも)を掘り出す所から始まりです(右写真)
その後は種いもを植える為のうね作り(左写真)。
大人の出来ること、子供の出来ることを共有しつつ、1つ1つ芽を上にしていもを植えていきます。
これも又、全身を使う所から、芽がどれかしっかり見つつ、丁寧に1つ1つ穴に入れていく作業です。
その後両手で土を種いもにかけていく。

早く芽を出せ里いもの種♪

と言わんばかりですよね。
12月頃収穫です。
その後、たけのこ掘り、桜の花や枝集め、よもぎ摘み、ひめじおん摘み等大いに楽しみました。
桜やよもぎは草木染めに。
たけのこはたけのこご飯に。
どれもみ~んな自然の恵み。大切に使ったり、いただいたりします。

CIMG0902

保育園だけでは出来ない体験を、親と子が楽しむことで労働を共有し、向き合う、力がより強くなることを期待します。

『 継続は力なり 』

秦野の畑は畑だけではなく、自然に囲まれた中にあることが保育園がここに腰をすえる理由です。
子供の肌に、目に耳に…そうです。五感に働きかけてくれる場所です。
1年2年3年と続けていくことで、親子で目的を持っていく中で心も身体も育ちます。
大人は必要以上の介助や助言をしないことが大切ですね。

《畑のお泊まり1回目》

今回、幼児で秦野の畑に一泊のお泊まりをしてきました。
行きは保育園からみんなと一緒に電車で行き、約1時間半ほど電車に揺られ、お昼頃に秦野に到着しました。
バス停から畑までの道のりでは発見がいっぱいでした!!!

畑へ行く道のり。大きいリュックをしょって。

畑へ行く道のり。大きいリュックをしょって。

畑の水路も発見!!触ってみて「冷た~い!!」と反応していたみんな。

田んぼの水路も発見!!触ってみて「冷た~い!!」と反応していたみんな。

険しい道をずんずん進んで行くみんな…

険しい道をずんずん進んで行くみんな…

木イチゴを発見!!!みんな「どこどこ!?」と大盛り上がり!!

木イチゴを発見!!!みんな「どこどこ!?」と大盛り上がり!!

ちなみに、下の画像を見て、へびいちごと木イチゴの違い、わかりますか??
子供たちも最初は「これは木イチゴ??へびいちご??」と聞いてきていましたが、すぐに違いを理解し、自分たちで判断して木イチゴだけを集めていました。(へびいちごは食べれないんですヨ。)
木イチゴは食べてみると、ほんのり甘さがあって美味し~い♡
たくさん採った子は仲間に分けてあげたりもしていました。「ママにお土産!!」という子もいましたよ。
集めた木イチゴは帽子に入れたり、手に持ったりと大事にしていました。

左から『へびいちご』『木イチゴ』『どどめ』

左から『へびいちご』 『木イチゴ』 『どどめ』

畑に着いたら「お腹空いた~!!」で、まずお弁当。木の下で気持ちよくいただきました。
食べ終わった後は泊まる小屋のお掃除をして、再び散歩に出発!!
袋を持って「もっと木イチゴ探す~!!」と、さらに木イチゴ・どどめ探しをしました。
よーく探すとあちらこちらに木イチゴが隠れているんです。
傾斜が少しきつい斜面の上のほうにあったり、もう一歩進んだら斜面から落ちてしまいそうなぎりぎりのところにあったり、川の向こうにあったり…
採れるかな~??って思うところでも、上手にみんな木イチゴを採るんです。

途中では田んぼの周りでアマガエルを何匹も発見!!
追いかけて追いかけて、
「捕まえたー!!」
捕まえたアマガエルちゃんは水を入れた桶の中に。
すーいすーいと泳ぐアマガエルにみんな釘づけ☆

田んぼにはアマガエルがぴょんぴょん跳んでいました☆

かわいいアマガエルさん☆

散歩後は夕飯の材料を積んだ園バスが到着!!
早速夕飯の準備です。
もちろん子供たちもお手伝い。

いっぱい見つけた木イチゴは…

鍋に入れてぐつぐつ…

鍋に入れてぐつぐつ…

よーくよーく混ぜて… みんな混ぜたいから順番子でね。

よーくよーく混ぜて… みんな混ぜたいから順番子でね。

完成!!煙に負けずに混ぜ混ぜしました!!

完成!!煙に負けずに混ぜ混ぜしました!!

木イチゴジャムの出来上がり~!!
自然のままの木イチゴだけで十分甘さがあるので、砂糖は入れてません。

キャベツに付けていただきま~す!!

キャベツに付けていただきま~す!!

大好評でみんな「美味しい!!」と次から次へとキャベツに付けて食べていました。
あっという間に空っぽさん。ごちそうさまです♪

さて、木イチゴジャムを作る時、夕飯も同時進行で進んでいました。
コンロはないので、最初に火をつけるために木の枝集めをしました。それぞれが「これはどうだろう??」「こんなに大きいけど燃えるかなー。」と山の中からたくさん探し出し、運んで、小さく折って釜戸の中へ。

木の枝拾いをする子供たち

木の枝拾いをする子供たち

園長が火をつけて、子供たちが段ボールであおいで…。たくさん燃えたら煙もいっぱい!!
「わー!!」「きゃー!!」と言いながら煙から逃げたり、煙の中を通ったり…・。

        P1050369     P1050372

夕飯はうどん!!
鍋に水を入れるのも、野菜を切ったりするのも自分たちで行い、味見をして味の確認もしました。
「あっついから指なんて入れられないよ!!」なんていいながらも、ぱっと指を入れて味を確認し「うーん、もうちょっとかなぁ。」と塩、醤油を足していました。

  P1050374  P1050386

最後はぐつぐつと煮て、うどんを入れて…
出来上がり♪
とても美味しい野菜たっぷりうどんになりました!!

う~ん、良いにおい♡

う~ん、良いにおい♡


お箸、お椀は持参。

お箸、お椀は持参。

夕飯を食べ終わる頃になると日もだいぶ落ちてきました。
雲で隠れていた富士山もうっすらと顔を出し、とても素敵な夕方となりました。

僕たち、私たちの泊まった畑です。

僕たち、私たちの泊まった畑です。

夕食後はパジャマに着替えて、寝袋を敷いておやすみなさい。
ライトを消すと真っ暗な畑。ほとんどの子が20:00前に寝てしまいました…
夜はアマガエルやフクロウの素敵な子守唄が聞こえていました…

おやすみなさい

おやすみなさい

《畑のお泊まり2回目》

さて、6月は台風が多く、畑へのお泊まりが出来ませんでしたが、7月の頭にやっと行くことが出来ました。
今回は秦野に着き、武さんの畑までの道のりは、ツル探しをしながら進みました。見つけたのは可愛らしいツル。なかなか取れないツルを「取ってあげるよ!!」と年長さんが小さい子に優しく取ってあげる姿は、さすが年長さん。可愛い冠やネックレスなどを作って楽しみました。前回たくさん発見した木イチゴやドドメ等の木の実は時期が終わり姿を消していました。”前はここにあったのに~” ”もうないんだね!” ”また来年”等々会話が弾みました。

長いツタをひっぱって持って行く子

長いツルをひっぱって持って行く子

畑に着いてすぐにお弁当を食べ、ちょっと田んぼの周りを探検。
アマガエル、おたまじゃくしを探したり、田んぼの水路をのぞいたり。

田んぼの周りは都会にない気持ち良さがあります

田んぼの周りは都会にない気持ち良さがあります

戻ってきた後はテント作り。テント作りは年長のお仕事です。年長が力を合わせて骨組みを合わせ、布に通して…と頑張りました。(もちろん畑の前に園で一度組み立てて、手順を覚えておきました。)
出来たテントに小さい子も大喜び!!今日はテントでお泊まりなのです♪(テントは畑の端に作りました。)

出来上がったテント

出来上がったテント

さてこれでお仕事は終わりではありません。
次は夕飯の準備。
雨が降った日も多く、草木は湿っていて火を起こすのはなかなかの一苦労…。
そこへ年長が火吹き竹を作って参戦!!前回の火おこしで使った火吹き竹を覚えていて落ちている竹を探し出してきたものです。
でも・・・そのままじゃ吹けない!(竹には節があって穴があいてない) 棒や石や、あれこれ使いなんとか貫通させ、自分たちのイメージしていた形にさせました。
ところが、吹いても吹いても火は燃えず・・・なんで!?と半ばあきらめぎみの子供たち。
見かねた武さんが救いの手!のこぎりと金づちとキリで、あっとゆう間によく燃える火吹き竹を作ってくれました。
僕たちのと何が違うの??
秘密は”大きな吹き口と小さな(キリで突いた)出口”だったのです。口で吹いた息を集め一点で吹きつけることで火は大きく燃え上がる。
難しい理論はもう少し大きくなってからですが五感と共に多くを体験し学んでいます。
身近にあるもので必要な道具を作り生活の知恵を教え、見守ってくれる大人と出合え幸せな子供たちです。

一生懸命フーフー吹いてくれて火の勢いも大きくなりました。これって、簡単そうで結構大変なんですよ。

一生懸命フーフー吹いてくれて火の勢いも大きくなりました。これって、簡単そうで結構大変なんですよ。

前回パチパチと大いに燃えたヒバ(杉の葉)なら燃えるはず!とたくさん集めた子ども達。そしてかまどにギッシリ詰め込んで・・・ところが詰めすぎては火はつかず。半分外に出して再度チャレンジ!火起こしは空気の通り道がポイント~また一つ賢くなったね

前回パチパチと大いに燃えたヒバ(杉の葉)なら燃えるはず!とたくさん集めた子ども達。そしてかまどにギッシリ詰め込んで・・・ところが詰めすぎては火はつかず。半分外に出して再度チャレンジ!火起こしは空気の通り道がポイント~また一つ賢くなったね


野菜は水洗いから。畑の横にある川で一つ一つ丁寧にごしごしと洗ってくれます。

野菜は水洗いから。畑の横にある川で一つ一つ丁寧にごしごしと洗ってくれます。

お仕事は皆大好き!!自分がやりたい!の気持ちも皆一緒。
でも包丁もまな板も一人に一つはない・・。何としても自分が一番でないと気の済まない子、やりたいけどなかなか前に出られない子、ぐっと気持ちを抑えて相手(特に年下)に譲る子・・・と様々な気もちがあり子供たちの関わりがあります。そこから工夫や分担、順番など知恵や社会性も生まれます。一つ一つの小さな体験、経験(それも異年齢の集団で)を重ねることで子供たちは豊かに育って行きます。

みんな上手に包丁を持ち、手を添えて切ります。

みんな上手に包丁を持ち、手を添えて切ります。

 
どうやって切るか、大きさはどのくらいがいいか…その目は真剣です。

どうやって切るか、大きさはどのくらいがいいか…その目は真剣です。

 
野菜を切るのはみんなで順番子。

野菜を切るのはみんなで順番子。

出来たのはカレーです。みんなで作ったご飯はやっぱり美味しいね☆

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ご飯を食べたらパジャマに着替え、寝る準備。テントの中で横になりお話を聞いておやすみ・・・zzz午後8時前には全員が眠りについていました。
”蛍を見つけに夜の散歩に行きたい!”と楽しみにしていたけれど、早起きし一日たっぷり遊んだ(それも自然の中で)子供達の体は外灯も騒音もない静かな夜の環境の中で自然と入眠するのでした。

テントの中でグッスリ(-。- )zzz

テントの中でグッスリ(-。- )zzz

早寝早起きは良眠を保証する。の言葉を絵に描いたように、翌朝はおひさまと一緒におはよう!!5時過ぎには皆起きだし、着替えや寝袋の片づけ等と身支度を始めました。

朝食が終わった頃にお父さんやお母さんが畑に到着。今日の畑仕事はジャガイモ掘りです。役目を終え枯れてしまった茎の跡を探しながら土を掘り進めます。黒い土の中から白く輝くおいもが見えると
”あったー” ”ここにも~” ”大きい!” ”仲良しつながってるよ”等々 子供たちの目もキラキラ輝いていました。まるで宝探しの気分で楽しくお仕事できたね。

手が立派な道具。いっぱいおいもが出てきたよ

手が立派な道具。いっぱいおいもが出てきたよ

 
パパやママはクワを使って残ったおいもを探してます。

パパやママはクワを使って残ったおいもを探してます。

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